こんにちは!歯科医師の南です。
ようやく日中も過ごしやすい気温になってきましたね☀️
日中暖かくなった分、寒暖差があるので体調にはお気をつけくださいね🥲
さて今回は、むし歯(う蝕)についてお話ししていこうと思います🦷
まず、歯はざっくりと一番外側から
エナメル質→象牙質→歯髄(歯の神経)
という構成になっています。
上皮由来のエナメル質には細胞成分がなく、酸を出す菌(虫歯の原因菌)によりエナメル質が溶かされると、歯に『傷』ができてしまいます。
このエナメル質の『傷』を、『エナメル質う蝕』とよびます。
細菌が侵入するとエナメル質の破壊が広がり、内側の象牙質に細菌が侵入することになります。これを『象牙質う蝕』といいます。
象牙質には象牙質を作った歯髄細胞(歯の神経の細胞)の突起を入れる穴(象牙細管といいます)がたくさん開いていて、歯髄(歯の神経)側から象牙細管内に入り込んでいる神経が刺激されると痛みを感じるようになります。
エナメル質には細胞成分がないので、再生することはありません。
すなわち、むし歯になってしまった部分を除去した後は、金属やレジン、セラミックスなどで代替する必要があります。
むし歯は神経まで達していない場合は痛みを伴わないことも多々あるため、歯医者さんに来てむし歯があることを初めて知った!という方もたくさんいらっしゃいます。
歯医者さんにしばらく行ってないなという方も、むし歯がないかどうか気になった方も、ぜひ一度当院にお越しくださいね!
南