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初期虫歯

こんにちは!

なないろの森歯科クリニック、歯科衛生士の庄野です。

現在は産休中の為、出勤しておりませんが、

ブログで少しでもみなさんのお役に立てればと思っております。

さて、今回は初期虫歯についてお話させていただきたいと思います。

最近、テレビや雑誌、ネットなどでも歯に関する話題が取り上げられる機会が増え、

歯に関心のある方が増えてきているように思います。

初期虫歯という言葉も、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

でも実際、どんな見た目で、どのようにできるのか、穴の開いた虫歯との違いなど、

詳しいことまではご存知ない方がほとんどだと思います。

今回はそんな初期虫歯の疑問を解決していきます!

 

疑問①
初期虫歯の見た目って?

初期虫歯は、「黒い」「穴が開いている」というよくある虫歯のイメージとは違い、

「穴の開いていない」虫歯です。

痛みなどの自覚症状がないので、気がつかない間に進行してしまうことも!

健全な歯
●ツヤのある白色
●表面はツルツル

初期虫歯
●ツヤがない白濁色
●穴は開いておらず、表面はなめらか
●しみる、痛いなどの自覚症状はない
●フッ素の作用で元に戻せる可能性あり!

穴の開いた虫歯
●褐色または黒色
●しみる、痛いなどの自覚症状が出る

疑問②
どうやって発見するの?

自覚症状のない初期虫歯。

黒く穴の開いた虫歯とは違い、発見するのは困難です。

歯科医院では、プラーク(歯垢)や唾液を除去し、観察します。

また、これまでの経過と見比べたり、直接見ることのできない歯と歯の間は、

レントゲン撮影も必須となります。

歯科医院で何も異常がないのに定期的にレントゲンを撮るのはこのためです。

 

疑問③
初期虫歯はどのようにできるの?

初期虫歯は氷が表面からじわじわ溶けるのとは違います。

初期虫歯のできるしくみも含めてご説明します。

1、虫歯は、歯の表面に細菌の塊であるプラークが付着することで始まります。

細菌が飲食物に含まれる糖を分解して酸を作り、プラーク内に酸が充満します。

2、酸性になったプラークと接した歯の表面のエナメル質の結晶から、歯の成分が唾液中に溶け出します。

これを「脱灰」といいます。このとき、脱灰と並行して、唾液の作用により、溶け出した成分が歯に戻っていく

「再石灰化」も繰り返し起こります。

3、しかし、脱灰のスピードが再石灰化のスピードを上回る期間が長く続くと、

歯の成分がどんどん抜けていき、結晶内に気泡のようにスカスカの部分ができていきます。

これが初期虫歯です。

4、さらに脱灰が進むと、歯の結晶の中身が完全にスカスカになり、

やがて表面が崩れ落ちて穴の開いた虫歯になります。

進行すると、しみたり痛みを感じるようになります。

 

疑問④
初期虫歯は治せるの?

穴の開いた虫歯を治すには詰め物を詰めるしかありません。

しかし、まだ穴の開いていない初期虫歯は、あるものを利用すれば、

元の健全な歯の状態に戻せる可能性があります!

そのあるものとは、歯磨き剤でおなじみのフッ素です。

フッ素配合の歯磨き剤を使用することで、フッ素がもつ歯の修復促進作用で、

初期虫歯で生じた空洞を時間をかけて埋めていきます。

時間はかかりますが、場合によっては、白濁が薄くなり、元通りになることもあります。

 

☆初期虫歯の予防ポイント☆

穴の開いた虫歯は初期虫歯の延長線上にあります。

初期虫歯の予防に必要なことは、虫歯の予防と同じです。

ここで虫歯予防のポイントをおさらいしてみましょう!

1、歯磨きの見直し
歯磨きは、虫歯の原因となるプラークを落とすだけでなく、

歯磨き剤に含まれるフッ素を歯に供給する機会でもあります。

虫歯ができてしまったという方は、歯磨きの仕方を歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

2、食生活の見直し
チビチビ食べ、チビチビ飲みは、お口の中が長時間酸性になってしまうので、危険です。

飲食の時間や回数を意識しましょう。

3、フッ素配合歯磨き剤の使用
使う際に大切なのは「すすぎは少なくする」ということ。

フッ素がお口の中に残るように、高濃度フッ素(1450ppm)を配合した歯磨き剤を使い、

うがいは少量の水(大さじ1)で一回程度にとどめましょう。

4、メインテナンス
虫歯のできはじめを見つけるのは歯科医院でしかできません。

定期的な受診をぜひ続けてくださいね!

もし、初期虫歯が見つかったら、進行しないよう一緒にケアを頑張りましょう!

なないろの森歯科クリニック
歯科衛生士 庄野

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