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知らないとコワい砂糖依存症

こんにちは!歯科衛生士の庄野です。

みなさんは砂糖に依存性があることをご存じですか?

 

子供のころ、私の母は毎晩テレビを観ながらチョコレートを食べるのが日課でした。

今思えば、母は完全にチョコレート依存症(砂糖依存症)だったと思います。

 

そして日常的にその光景を見続け、同じようにチョコレートを食べていた私も

残念ながらチョコレート依存症です。

自ら望んでなった訳ではなく、小さいころからの生活習慣がいまだに尾を引いています。

 

最近は健康のことを考え、極力チョコレートは自分で買わないように努力しています。

それでも、いただきものや目の前にチョコレートがあると食べずにはいられません。

 

砂糖は「マイルドドラック」とも呼ばれ、麻薬やアルコール並みの依存性があることが

確認されています。

 

ラットを使った実験では、砂糖を多量摂取し続けたラットに一定期間砂糖を与えずにいると、

麻薬中毒者と同じような「離脱症状」が現れました。

その後、砂糖の供給を再開すると「砂糖摂取量の増加」がみられました。

 

砂糖依存症になると、甘いものを大量に食べたり、四六時中食べていないと落ち着かなくなったり

します。

砂糖により血糖値が上がると、血糖値を下げようとアドレナリンが出ます。

落ち着きがない、攻撃的になるなど、その人の性格ではなく砂糖に支配されていることも。

 

その他にも、ストレスを感じやすい、疲れやすくやる気が出ない、免疫力が低下するなど

様々な影響があります。

 

普段からジュースを飲んだり、ダラダラ間食したりしているお子さんは要注意です!

 

ですが、砂糖の摂取量を一定量以下に留めれば、このような症状は出ません。

つまり、砂糖は料理に使う程度にし、たまに息抜きにお茶をするくらいは問題ありません。

 

診療室で食生活が気になるお子さんとその保護者の方に、ジュースや間食の摂り方について

お話しすることがあります。

 

つい熱が入ることがありますが、それはむし歯のことだけを心配しているのではありません。

当院に来られたすべての方に健康でいてもらいたいという想いからです。

 

もちろん実行するかどうかは個人の自由ですが、ただ知らないだけで、何となく習慣に

なっていたという方も多くいます。

そういった方々に少しでも多くの情報をお伝えしていければと思っています。

 

庄野

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